「神戸ルミナリエ」は、毎年のように「今年で最後か?」と噂され、コロナの影響で2020年から3年間中断していましたが、2024年1月に4年ぶりに復活し、2025年1月にも開催が決定しました。
この神戸ルミナリエは、1995年に起きた阪神・淡路大震災の犠牲者への慰霊と鎮魂、復興・再生への願いを込めて開催される光の祭典です。
コロナ以前は毎年12月のクリスマス前に開催されていて、いつ復活するだろうと毎年クリスマス前に楽しみにしていた方も居るでしょう。
4年ぶりの開催となった第29回神戸ルミナリエは「1月」に開催されました。
これは、「阪神・淡路大震災の犠牲者への慰霊と鎮魂」という神戸ルミナリエの意義を再認識する取り組みで、震災の起きた1月17日以降の開催となったとのことです。
そして、今年で最後ではないことを願い次回はいつだろうと待ち望む方が多いですが、次の第30回神戸ルミナリエも「1月」に開催となっています。
この「神戸ルミナリエ」にはいつもたくさんの方が来場されますので、周辺の便利なホテルや旅館は早めにご予約をしておくことをおすすめします。
「神戸ルミナリエ」は4年ぶりの復活となった第29回より、展示方法が大きく変更し、一部有料エリアができたことも話題となりました。
この有料エリアはどこかと言うと、これまでは展示場所ではなかった「メリケンパーク」です。
この「メリケンパーク」の東には、「神戸港震災メモリアルパーク」があり、被災したメリケン波止場の岸壁の一部が当時のそのままの状態で保存されています。
展示場所がいつものルミナリエとは違う「メリケンパーク」になったのも、「阪神・淡路大震災の犠牲者への慰霊と鎮魂」という神戸ルミナリエの意義を再認識する取り組みの一部なのかもしれません。
この記事を読んで第30回神戸ルミナリエへ足を運ぼうと決められた方は、「メリケンパーク」東にある「神戸港震災メモリアルパーク」にも行ってみてください。
第30回ルミナリエでは、この「神戸港震災メモリアルパーク」にもルミナリエ作品の展示がされるようですよ。
私も小学生の時に震災を経験した者として、遠方から来てくれた方や震災は経験していない人もが、阪神淡路大震災での被害を知り、被害者の方へ追悼の意をルミナリエの光を見ながら感じてくださったら嬉しいなという思いです。
そして、毎年ルミナリエが開催されるのが当たり前の行事のように感じて薄れてしまっていた震災犠牲者への鎮魂思いを取り戻し、ルミナリエの本当の意義を再確認することで、私達に今できることが見えてくるでしょう。
この記事では、「神戸ルミナリエ」が今年で最後と毎年噂される理由などをまとめてみました。
合わせて、次回いつ開催かという詳細情報と、今後の神戸ルミナリエの為に私達ができることを考えてみました。
また、観光に便利なおすすめホテルなどもご紹介しますので是非今年は神戸ルミナリエに来てください!
神戸ルミナリエが今年で最後と噂される理由を考察
今年も神戸のルミナリエが始まった。
来場者数は、10日間くらいで安定して
300万人。クリスマスまでやってくれれば良いのに。行った人は、継続するためにも、ルート最後にある公園での募金に協力してあげてください。 #神戸 #ルミナリエ pic.twitter.com/TQMXU9nkkp— ぴーぶれ (@KRYpeekaboo) December 8, 2019
この「神戸ルミナリエ」は、コロナ以前からずっと「今年で最後か」という噂があります。
神戸ルミナリエが「今年で最後」と毎年噂される理由は以下のことが考えられます。
- 開催にあたり、採算が取れていないという報道が出ていた
- 2020年から3年間に渡って開催中止となっていたこと
神戸市民の私も、何度も何度も「今年で最後かもしれないらしいよ」と聞いてきましたし、会社を通じて募金をしたり、現地で募金をしたり毎年してきました。
開催された当初は12月上旬~クリスマス期間まで行われてましたが、期間短縮され12月上旬~中旬の2週間程になった時も「もう本当にお金がないんじゃないか」「今年で最後か」と神戸市民の私の周りでも噂されました。
神戸ルミナリエは1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災の犠牲者への慰霊と鎮魂、復興・再生への願いを込めて多くの企業からの協賛によって同年12月に初めて開催されたのが始まりです。
神戸の夜に初めてルミナリエの光が灯った時、その光の芸術に感嘆の声があがり、震災で打ちひしがれた神戸の街と市民に大きな感動と希望を与えました。
この神戸ルミナリエは全国的にも知られることとなり、震災の記憶を後世に継ぐ神戸の夢と希望を象徴する冬の風物詩として毎年数百万人の来場者が訪れています。
最初のうちは企業からの協賛金なども多く集まり継続開催が出来ていたようですが、段々と景気の流れにもより協賛金も減り、募金も減っていき、財政が厳しくなっているのは現実のようです。
神戸ルミナリエ、4年ぶり復活https://t.co/fYfMAmekwV
阪神大震災の犠牲者を追悼する光の祭典「神戸ルミナリエ」が19日から、神戸市で4年ぶりに開かれます。来場者による中心市街地の大混雑や企業からの協賛金減少という課題に対し、会場の分散や有料エリアの導入という新たな取り組みを試行します。 pic.twitter.com/gGDr9aytUu— 日経関西 (@nikkeikansai) January 15, 2024
しかし、毎年のように「今年で最後か」と噂されながらも、今後の継続開催の為に第29回ルミナリエでは有料エリアを設けたり、現地で募金を募ったりしています。
第30回ルミナリエでも有料エリアがあり、継続開催のための取り組みがされているため、恐らく第31回も開催されるだろうと筆者は考えています。
次に「今年で最後」と噂される原因となる、2020年から3年間の中止ですが、これは新型コロナウイルス感染拡大の影響によるものです。
神戸ルミナリエはかなりの来場者が密集しますから、さすがに開催は難しかったでしょう。
東遊園地の道沿いに、1995年から2019年までのルミナリエのパネル展示がされています。
去年も今年もコロナ禍のため中止になってしまったけど、近年後には明るい光に満ちたルミナリエが再開されると良いな✨ pic.twitter.com/5cR4n1Aueu— masa_giorno (@masagiorno) November 26, 2021
新型コロナウイルスも令和5年5月8日から「5類感染症」になり季節性インフルエンザと同じ扱いになりました。
神戸ルミナリエも人々が多く集まるイベントであり、ずらずらと同じ方向を向いて密集状態で歩いて行くので、「2類」とされていた時は開催が難しかったでしょう。
4年ぶりの開催となった第29回神戸ルミナリエからは、「5類」になったとはいえその開催方法が見直され、点在するルミナリエ作品を観覧する人がいつでも自由に見に行く方法に変更されたこともあり、今後も安全に開催されるための変更と見て取れます。
神戸ルミナリエが毎年「今年で最後」と言われる理由の一番の原因として挙げられるのは、財政の問題でしょう。
しかし、阪神・淡路大震災の犠牲者への慰霊と鎮魂、復興・再生のための神戸ルミナリエですから、神戸市は今後も毎年開催のためにできることを考えて策を講じて行くことでしょう。
そして、第30回神戸ルミナリエの開催がいつかと待ち望んでいる方に、次の神戸ルミナリエの詳細をお伝えしたいと思います!
次の神戸ルミナリエはいつ開催?
神戸ルミナリエに行ってきた
どの作品もきれいね。来年も開催されるように募金をして、慰霊と復興のモニュメントも見てきた pic.twitter.com/mtO9UKwLQu— たびびと (@tabitabi653) January 28, 2024
2024年1月に4年ぶりに復活となった神戸ルミナリエですが、2025年も開催が決定しています。
2025年1月24日(金)~2月2日(日)の10日間、節目となる第30回神戸ルミナリエが開催されます。
↓第30回神戸ルミナリエの開催時間や所要時間はこちらの記事でご紹介しています。
↓第30回神戸ルミナリエのチケット情報はこちらの記事でご紹介しています。
次の開催についても詳細の発表があり、いつも待ち望んでいる人にとっては嬉しい知らせですね。
きっと毎年開催できるように神戸市としてもできることを考えてくれているとは信じていながらも、神戸市民としては赤字でも開催し続けるのは不安だな思うところも正直、あります。
赤字の状態が毎年続くのであれば、いつ取りやめになってもおかしくはないのではないかと思ってしまうので、次に私達にできることを考えてみました。
神戸ルミナリエ継続開催の為に私達ができることとは
先日神戸ルミナリエに行きました🥰
4年ぶりの再会で待ち遠しかったな💖
相変わらず綺麗なイルミネーションで、見ているとホッとしました。
募金も僅かながらさせて頂きました😌
今後もずっと続けてもらいたいです🧚♂️🍀🌼 pic.twitter.com/lrLPdQm3Zz
— らべんだぁ (@vost91473246) January 30, 2024
この「神戸ルミナリエ」の継続開催のために私達ができることは
- 神戸ルミナリエへ行くこと
- 神戸ルミナリエに一人100円以上の募金をすること
この二つでしょう。
まずはいつでも神戸ルミナリエに行ってみてください。
12月開催のクリスマスムードではなく、1月開催になったことで神戸ルミナリエ開催の本当の意味を感じることができるでしょう。
今年初めてルミナリエは1月に行われました
初めて参加した時
心にしみる音楽と美しい光
荘厳な雰囲気に涙しました震災で亡くなった方々の鎮魂と
大切な人を亡くした方々の
祈りの為の場だと思うのです今年も鎮魂の鐘が鳴り
ルミナリエが消灯しましたまた来年…
すーさんありがとうございました https://t.co/kmLPHi6b4j
— りん (@rin3694) January 28, 2024
もちろん、イルミネーションを楽しむ方が来場してくれるのも私はいいと思うのです。
そのお陰で神戸の経済が活性化し、それがまた神戸ルミナリエの継続開催にもつながることでしょう。
神戸ルミナリエに久しぶりに行って来ました!
場所がメリケンパークに移り、時期も1月になり有料になりましたが、阪神大震災のことを忘れない鎮魂のイベントとして持続可能ならこの形もありかなと思いました
月も綺麗でした~ pic.twitter.com/st5iYpyiui
— akaishi (@akaishitaizo) January 27, 2024
第29回神戸ルミナリエから始まったメリケンパークにできた有料エリアの入場料も、継続開催のための協力をお願いするためのものですので、募金をしてもらっているようなものですね。
たくさんの方がこの期間に神戸に訪れ、希望の光に感動をもらい、有料エリアに入らなくても一人100円の募金をしてくださることで、また次の年も開催できることでしょう。
私達にできることは、とにかく神戸ルミナリエ会場へ行くことかなと私は思っています。
三宮やメリケンパーク周辺には、神戸に来たなら一度は泊まってみたいホテルからお安いホテルまで揃っていますので、是非神戸ルミナリエ期間に光の芸術を見に来てくださいね。
「神戸ルミナリエ」周辺のおすすめホテル
「神戸ルミナリエ」の周辺には、素敵なホテルがたくさんありますが、この記事では有料エリアであるメリケンパーク周辺のホテルをご紹介します。
神戸ルミナリエは三ノ宮~元町神戸間をかなり歩きますので、夜はゆっくりと過ごしてくださいね。
神戸メリケンパークオリエンタルホテル
この「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」は、阪神淡路大震災ととても深く関係のあるホテルで、震災の起きた1995年7月に開業しています。
建設途中に震災に遭い、一時は予定通りの開業を諦めていたものの、「傷付いた神戸の街にいち早く復興の光を」という強い想いにより震災の年の開業にこじつけたそうです。
日本でただ一つの灯台があるホテルで、海上保安庁から認可を受けた公式灯台として、神戸港を行き交う船の安全を見守り続けている神戸メリケンパークオリエンタルホテルです。
1995年7月7日のオープニングレセプションでは、午後7時7分に点灯式が行われ、港に停泊する船からは汽笛が鳴らされ、震災で亡くなられた方々の鎮魂と神戸の復興を祈って、777発の花火が打ち上げられたという歴史があるそうです。
神戸ルミナリエの日に宿泊するなら、このような震災の歴史を深く感じることが出来るホテルはいかがですか?
このホテルの総合評価は「4.54」です。( 評価詳細は こちら>> )
また、「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
ホテルオークラ神戸
この「ホテルオークラ神戸」は、メリケンパークのポートタワーや海洋博物館と共に、神戸ルミナリエの有料エリアの光の芸術とマッチする演出をするホテルです。
神戸のランドマーク「ポートタワー」の側にそびえ立ち、神戸でも一度は泊まってみたい老舗ホテルです。
神戸ルミナリエの感動をそのまま持ち帰って良いんを楽しめるホテルとしておすすめです。
このホテルの総合評価は「4.46」です。( 評価詳細は こちら>> )
また、「ホテルオークラ神戸」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
神戸ポートタワーホテル なごみの湯宿
この「神戸ポートタワーホテル なごみの湯宿」は、メリケンパークから少し北にあるホテルですが、このホテルには大浴場がありおすすめです。
大きなお風呂でゆっくりとお湯に浸かりたいという方は是非チェックしてみてください。
大浴場は夜遅くまで営業していることもメリットのひとつで、神戸ルミナリエを消灯まで楽しんでもゆっくりと大浴場で疲れを取る事ができます。
また、愛犬を連れての神戸旅行を計画している方にもおすすめで、同室宿泊はできませんが神戸ルミナリエを鑑賞している間ホテル下のペットホテルへ預けておくことができて安心ですよ。
このホテルの総合評価は「4.30」です。( 評価詳細は こちら>> )
また、「神戸ポートタワーホテル なごみの湯宿」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
「神戸ルミナリエ」のまとめ
「神戸ルミナリエ」は、「今年で最後か」と毎年噂されますが、その理由としては
- 開催にあたり、採算が取れていないという報道が出ていた
- 2020年から3年間に渡って開催中止となっていたこと
この二つが主な理由と考えられます。
神戸ルミナリエは1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災の犠牲者への慰霊と鎮魂、復興・再生への願いを込めて多くの企業からの協賛によって同年12月に初めて開催されたのが始まりで、神戸の街と市民に大きな感動と希望を与えました。
この神戸ルミナリエは神戸の夢と希望を象徴する冬の風物詩として毎年数百万人の来場者が訪れています。
最初のうちは企業からの協賛金なども多く集まり継続開催が出来ていたようですが、段々と協賛金や募金が減っていき、財政が厳しくなっているのは現実のようです。
2020年から3年間は新型コロナウイルスの影響で開催されませんでしたが、2024年「阪神・淡路大震災の犠牲者への慰霊と鎮魂」という神戸ルミナリエの意義を再認識するという意味で1月に第29回神戸ルミナリエが開催されました。
また、これが最後ではなく、2025年1月24日(金)~2月2日(日)の10日間、節目となる第30回神戸ルミナリエが開催されることが決定しています。
この第30回神戸ルミナリエでも、募金のお願いがあるのはもちろんのこと、有料エリアの前売り券や当日券を購入することで、次の開催への資金となり「今年で最後」ではなくなりますので、是非皆さん神戸ルミナリエへ来てくださいね!
私達にできることは、神戸ルミナリエ会場へ行って100円以上の募金をすることです。
ジュース一本我慢して募金すると、それが毎年開催への道に繋がりますね。
神戸ルミナリエへ行ってみようと思ってくださった方へ、周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。
特に「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」は、阪神淡路大震災の年に被災しながらも開業し、神戸の人たちに希望と勇気を与えてくれたホテルでもあります。
この「神戸ルミナリエ」の時に宿泊するというのも意味のあるものとなるでしょう。
神戸ルミナリエがただの冬のイルミネーションイベントではないとは言え、たくさんの方が来てくれることによって継続開催への道も広がると私は思っています。
もちろん阪神・淡路大震災の犠牲者の方への鎮魂の意も持ちつつ見て頂きたいですが、まずは見て、その30年続く光の芸術に心から感動してくださいね。
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